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1997年度(第90期)中間決算概要

このページに掲載されている内容や数値は以下の各種報道・資料を基に作成しました。

伊予鉄道社内誌「いよてつ」No.287(1997年11月15日発行)
伊予鉄道「第90期中間事業報告書」

■掲載内容一覧

概況
事業別収支
４月～９月輸送人員増減
おもな営業施策・設備投資状況等(輸送事業関連のみ)

　4月1日からの消費税率改定の影響もあり、景気が低迷する中、利用者の減少が続いており、減収・減益の厳しい決算内容となっている。また、明石海峡大橋や西瀬戸自動車道「しまなみ海道」(尾道－今治ルート)開通を前に、四国方面への観光が手控えられていることも影響しているであろう。長らく黒字であった軌道事業が今回の決算で営業損失を計上していることも、その影響の余波が及んでいるものと思われる。
　鉄軌道事業においては収入・輸送人員とも大きく落ち込んでいるように見えるが、これは4月1日から消費税率改定にともなう運賃改定が行われた影響であろう。前年度までに定期券の先買いがあった結果と考えると、実際の利用者減少傾向はこの数値よりも小さいものと考えられる。一方、乗合自動車事業は6月18日に運賃改定を行っていることを考えると、収入の減少率以上に厳しいものがあると思われ、輸送人員増減もそのことを示している。
　なお、配当については今期もこれまで同様、2円50銭の中間配当を維持している。
　(以上、この項の文責：知恵蔵／村上昌弘)

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■事業別収支

		収入		支出	損益
鉄軌道事業計		1,979,878	(-6.3％)	1,941,325	38,553
	鉄道事業	1,385,354		1,319,932	65,422
	軌道事業	594,523		621,392	-26,869
自動車事業計		2,125,789	(-1.7％)	2,245,773	-119,984
	乗合自動車事業	1,378,930		1,536,356	-157,426
	貸切自動車事業	746,859		709,417	37,442
付帯事業計		2,803,599	(-4.0％)	2,033,316	770,283
	土地建物事業	1,724,470		1,119,545	604,924
	航空代理店業	1,079,129		913,770	165,358
営業利益		6,909,267		6,220,415	688,852
経常利益		7,038,945		6,267,877	771,068
税引前中間利益		7,736,536		6,945,023	791,512
中間利益		7,736,536		7,316,395	420,141

単位：千円。千円未満は切捨て表示。
カッコ内の割合は前年同期比の数字。
今期は4月1日に消費税率変更にともなう鉄道・軌道の運賃改定を、6月18日に乗合バスの運賃改定をそれぞれ実施している。

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■４月～９月輸送人員増減

	人数	前年同期人数	前年同期増減	前年同期増減比
鉄道	6,086千人	6,519千人	-433千人	-6.6％
軌道	4,181千人	4,376千人	-195千人	-4.5％
乗合バス	3,737千人	3,974千人	-237千人	-6.0％
合計	14,004千人	14,869千人	-865千人	-5.8％