いよてつ沿線だより資料室決算資料 /1999年度(第92期)中間決算概要


1999年度(第92期)中間決算概要



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■掲載内容一覧


■概況

 昨今の景気動向を反映して、昨年度中間決算に引き続き今期の中間決算でも全事業で減収となっている。この環境下で、利用者減少傾向に歯止めがかからないながら、鉄道事業の収益減少率が付帯事業と同程度に抑えられている。
 輸送人員増減は、さらに減少を続けている。「しまなみ海値」(西瀬戸自動車道)により、松山を訪れる観光客は増加を見ているものの、マイカーや県外貸切りバス利用によるものが多いと見られ、輸送人員に好影響を及ぼすことはできなかったようである。
 軌道事業については、期末決算において2期連続欠損を計上しているが、中間決算においては昨年同様、若干の黒字を計上している。
 配当については今期もこれまで同様、2円50銭の中間配当を維持している。
 (以上、この項の文責:知恵蔵/村上昌弘)

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■事業別収支

収入 支出     損益
鉄軌道事業計 1,858,468 (-4.2%) 1,834,333 24,134
  鉄道事業 1,298,369 1,276,918 21,450
  軌道事業 560,099 557,414 2,684
自動車事業計 1,945,952 (-6.2%) 2,140,760 -194,808
  乗合自動車事業 1,248,763 1,460,221 -211,458
  貸切自動車事業 697,188 680,538 16,650
付帯事業計 2,616,500 (-4.6%) 1,798,889 817,610
  土地建物事業 1,631,873 911,656 720,217
  航空代理店業 984,626 887,232 97,393
営業利益 6,420,920 (-5.0%) 5,773,983 646,937
経常利益 6,532,775 5,816,854 715,920
税引前中間利益 6,618,774 5,896,079 722,695
中間利益 6,618,774 6,070,144 548,630

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■4月〜9月輸送人員増減

人数 前年同期人数 前年同期増減 前年同期増減比
鉄道 5,970千人 5,920千人 -350千人 -5.9%
軌道 3,907千人 4,073千人 -166千人 -4.1%
乗合バス 3,229千人 3,480千人 -251千人 -7.2%
合計 12,707千人 13,473千人 -766千人 -7.2%

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■おもな営業施策・設備投資状況等(輸送事業関連のみ)

鉄道事業

  1. 各種夏祭りに伴う臨時電車運行
  2. 郡中線鎌田駅−岡田駅間のPC枕木敷設
  3. 中の川踏切道拡幅工事(中の川道路改良工事に伴うもの)
  4. 各踏切警報機・遮断機の補修工事
  5. い〜カード「とべ動物園のどうぶつシリーズ」発売
  6. 地域進行券取り扱い

軌道事業

  1. 城南線西堀端−東堀端間の電車線路設備工事(松山城周辺道路景観整備事業にともなう電線類地中か工事の一環。前期よりの継続事業)
  2. 枕木交換工事実施
  3. い〜カード「とべ動物園のどうぶつシリーズ」発売
  4. 地域進行券取り扱い

自動車事業

  1. 西瀬戸自動車道(しまなみ海道:1999年5月1日開通)経由路線(広島線・福山線・尾道線・大三島線)の運行開始(5月2日〜:ただし広島線については10月31日限りで路線廃止)
  2. 「大三島しまなみバスクーポン」など各種クーポンの販売
  3. 松山市駅バス乗降場をバスターミナルから駅前北側広場へ移転展開(松山市駅前再開発事業の一環。1999年9月8日より新乗降場使用開始)
  4. い〜カード「とべ動物園のどうぶつシリーズ」発売
  5. 地域進行券取り扱い

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