・いよてつ沿線だより ／資料室 ／いよてつ車両図鑑【市内電車編】 ／モハ50形 (H)1001〜1003

●モハ50形 (H)1001〜1003

　いきなり番号が4ケタに飛ぶこの車もモハ50形を名乗る。1959(昭和34)年に呉市交通局の1000形として登場。1968(昭和43)年の呉市交通局の軌道線全廃を前に1967(昭和42)年に譲渡、伊予鉄では翌年に呉時代の車番そのままに竣工、現在も活躍している。
　すでに触れたように、伊予鉄道モハ50形(E)グループと同形車で、種々の外観は譲受に際して変更されているため、車番以外に呉時代を思わせる所はない。強いて言えば、呉時代のままの車体の車番標記の書体が従来の伊予鉄にはなかったやや細めかつ傾斜が掛かったフォントである所が特徴といえよう。
　(E)グループと外観上の差異はないものの、書類上では(H)グループの車両のほうが1t軽い。伊予鉄道市内電車群の中で最軽量車体である。

モハ1001号

モハ1002号

モハ1003号

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